【電子メディア論2013】プレゼンテーションに対する総括コメント(後編)
自殺(の話題)が好きな赤尾です(笑)。秋葉原連続殺傷事件の加藤智大被告,仙台市の自殺中継した中学生は似てます。両者とも「真正かまってちゃん」です。主にネットを介して誰かにかまってほしい(フレンドリーに接してほしい)という願望を強く抱いていたようです。 携帯掲示板に残された犯行に至るまでの実況中継的ログは,加藤智大被告の心の叫びだと言えます。「俺を止めてくれ」と思いつつ「誰も止めてはくれないんだ」という自虐(諦念)がコメントされます。
ただ,ネット上の(限られた)人々はそんな「甘えるだけの人」をいつまでも受け容れるだけの余裕は少ないでしょう。だから,ネット・コミュニティの中からも孤立していかざるをえないのです。
その出口として加藤智大被告は他傷を選び,仙台の少女は自傷を選んだわけです。加藤智大被告は自殺を未遂したうえで,他傷的自殺を選択したとも言えます。